【CJC=東京】全世界のカトリック者はなお増加している。2009年11億8000万人(前年比1500万人増)。その半数が南北アメリカに居住。聖職者や神学生の数も増加している。2月19日、バチカン(ローマ教皇庁)国務省長官のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿が教皇ベネディクト16世に提出した『教皇年鑑』2011年版で明らかになった。
地域別に見ると、2008年から09年に掛けて、南北アメリカは総人口では全世界の13・6%を占めているが、カトリック者は同49・4%を占めている。アジア人口は全世界の60・7%だが、カトリック人口は同10・7%で、前年より0・1%増加。
全世界の司教は08年の5002人から09年5065人と微増。司祭は教区司祭、修道司祭合わせて2000年の40万5178人が09年には41万593人に増加している。前年比で見ると修道司祭が0・08%減少したのに対し教区司祭は0・56%増となっている。修道司祭はアジア、アフリカで増加した以外は各地域とも減少している。
終身助祭は09年に3万8155人と前年の3万7203人比2・5%増。
修道女は11万7978人で前年の11万7024人比0・82%増。