「まことに、その人はおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。」(詩篇1:2〜3)
あなたは成功することを望んでいます。
成功は、たくさんのすばらしい、現実的な幸せを意味します。
成功は、繁栄―立派な家・海外旅行・経済的安定・家族の幸せ・その他のもろもろの祝福―を意味します。
成功は、人から賞賛され、指導的な立場に立ち、仕事や社会において尊敬されることも意味します。
成功は、自由―悩み・恐れ・欲求不満・失敗・罪意識・劣等感・あらゆるストレスからの解放―を意味します。
成功は、自尊心、より多くの幸福感と満足、あなたを頼りにしている人々に、より多くの幸せを分かつことを意味します。
成功は、勝利を意味します。
勝利とは、もって生まれた才能や潜在能力を生かし伸ばすことです。そして、それを目標や目的に向けて、フル回転させることです。
勝利とは、幸せを作り出すことです。
勝利とは、自分自身を、堅い自己評価のできる人間に完成させることです。
勝利とは、愛情、協力関係、社会的関心、環境づくりに責任をもつことです。
勝利とは、他人のために自分自身を惜しみなくささげることです。
勝利とは、自分が自分自身であることを喜べることです。
成功は、物事を成し遂げることです。勝利者のみがそのことを知ることができます。
人々は成功したいと望んでいます。誰でもこの世が与える最善のものを手に入れたいと望んでいます。しかし、現実には、羽をなくした蟻のように、地面を這いつくばって生きているのです。昔、蟻には大空を飛ぶ羽がありました。しかし蟻は自らその羽を捨て、地上を這う道を選んだのです。また、泥蜂の一種は、飛行力学や浮力の法則から見ると、絶対に飛べないのですが、現実に飛んでいるということです。
あなたにも同じことが言えます。あなたは成功するように生まれてきているのです。土の上を這い回り、泥をなめる生活に「さようなら」することができます。
人生には、3つのタイプがあります。
第1のタイプは、傍観者です。ただ眺めて、批判したり、中傷したり、自分は何もしようとしません。傍観者にあなたの成功の邪魔をさせないように気をつけましょう。傍観者タイプの人々は、成功することを恐れ、勝利者になることに臆病になっています。成功するためには、血や汗や涙を流さなければなりません。勝利したら責任が伴います。傍観者は責任を取ったり、犠牲を払ったりしたくないのです。
第2のタイプは、敗北者です。敗者を見分けるのは簡単です。彼らはすぐ人をうらやみ、批判します。それでいながら、自分自身を蔑み、同じ境遇の仲間を歓迎します。
第3のタイプは、勝利者、成功者です。その数は少ないですが、彼らは職場で、学校で、家庭で、地域社会で、国内で、世界で戦っています。そして勝っているのです。自分の利益のためだけでなく、多くの人の利益になる目標を掲げ、そこに到達するまで止まることはありません。
あなたは必ず成功し、勝利者になることを信じ、確信しなければなりません。さあ、私と一緒に成功意識を養い、恐れることなく成功人間になってください。
では、どのようにしたら成功者となることができるのでしょうか。(続く)
榮義之(さかえ・よしゆき)
1941年鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。生駒聖書学院院長。現在、35年以上続いている朝日放送のラジオ番組「希望の声」(1008khz、毎週水曜日朝4:35放送)、エリムキリスト教会主任牧師、アフリカ・ケニアでの孤児支援など幅広い宣教活動を展開している。