【CJC=東京】キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の指導者約400人が12月14日、パレスチナ自治区ベツレヘムで開かれた『国際イスラム教・キリスト教会議』に参加した。『平和を目指す宗教=パレスチナ』と『パレスチナ・イスラム教・キリスト教委員会』が開催した。
会議は、パレスチナのキリスト者とイスラム教徒の間の対話と協力を推進するためのもの。共存という文化と互恵の強化をも目指している。パレスチナでこの種の会議が開催されたのは初めて。
エルサレムとパレスチナのイスラム教大法典官シェイク・モハンマド・フセインと、エルサレム名誉総主教ミケル・サバ氏(『平和を目指す宗教=パレスチナ』共同会長)が会議を主導した。
ミケル・サバ氏が「イスラム教徒、キリスト者、ユダヤ教徒がパレスチナでは何世紀もの間共存して来た。ところがパレスチナとイスラエルの政治的紛争が宗教関係にも影を投じた。
『平和を目指す宗教=パレスチナ』は草の根レベルから地球規模まで共存のための活動を展開している」と語った。