08年から始まった日本伝道協議会の地方大会が今年は仙台で、10月17日から18日まで行われる。「日本伝道の課題と展望」をテーマに、17日は秋田、宮城、山形、福島の4県で小講演が行われ、18日は仙台東一番町教会で、東京神学大学の教授や地元教会の牧師らが発題する。
同協議会は同大が中心となり06年までは東京で計17回にわたって開催されてきた。しかし、地方での開催を求める声が高く、08年から第二期日本伝道協議会として、名古屋(08年)、大阪(09年)で地方大会を開催。今年は第3回地方大会の開催地として仙台が選ばれた。
日曜日の17日は、同大の近藤勝彦学長を含む同大教授がそれぞれ、大曲教会(秋田)、仙台東六番丁教会(宮城)、山形本町教会(山形)、福島教会(福島)の主日礼拝で説教。各教会で小講演会、地区懇談会を行う。
18日は、同大教授2人と地元の雲然俊美氏(秋田桜教会牧師)、福島純雄氏(郡山教会牧師)が発題。迫害がほとんどないといえる現代の日本でなぜ教勢が伸び悩んでいるのかを協議する。教職以外に信徒も参加する。
同協議会は、1970年代から問題となった日本基督教団内の「教団紛争」に対応するかたちで90年から始まった。教会の「正常化」を目指し、「からだは一つ、洗礼は一つ」「合同教会としての日本基督教団−その法的基盤と教派的伝統」「伝道−合同教会としての教団形成」などを主題に協議を行ってきた。