キリスト教学校教育懇談会の第4回公開講演会・シンポジウム「キリスト教教育の可能性」が先月24日、聖心女子学院の講堂ソフィアバラホールで行われた。同懇談会は、主にプロテスタント系の学校からなるキリスト教学校教育同盟と日本カトリック学校連合会が共同で運営しているもので、「カトリックとプロテスタントの垣根を越えてキリスト教学校教育の本然の姿勢を模索する」ことを目的として始まった。公開講演会・シンポジウムは04年から始まり毎年行われている。
講演会では、会場となった聖心女子学院初等科・中高等科校長の奥井博子氏が司会を務め、上智学院の高祖敏明理事長が「キリスト教教育の可能性〜ともに学びあい未来を拓こう〜」を講演した。
その後シンポジウムが行われ、伊従直子氏(メルセス宣教修道女会シスター)、町田健一氏(国際基督教大学教授)、土屋至氏(清泉女学院中学高等学校教諭)、山田 愛氏(関東学院高等学校教諭)がパネリストを務め、様々な討論が行われた。
なお、以前の公開講演会の内容は、05年の「女子校は時代おくれか」と06年の「カトリック学校とキリスト教学校」が小冊子としてまとめられ、ドン・ボスコ社より販売されている。