先月28日、NPO法人の認証数が全国で3万を超えたことが明らかになった。
内閣府が運営している「NPOホームページ」にて先月28日に発表された内容によると、今年1月末時点でのNPO法人の累計認証数(98年12月1日から07年1月31日まで)は、全国で3万257だった。所轄庁別の法人数を見ると、最も多かったのは東京都で5302法人。後には内閣府が2425法人、大阪府が2244法人と続いている。認証数が最も少なかったのは鳥取県で121法人だった。
98年12月1日に特定非営利活動促進法(NPO法)が施行されて以来、この法律のもとで法人格を取得するNPO法人の数は年々増加し続けてきた。98年時点で1000に満たなかったNPO法人数は、99年11月に1000を突破。その後は約2年置きに、5000、1万、2万と右肩上がりに増え続けてきた。
一方、解散法人の数も増えており、07年1月31日時点で累計1052法人となっている。そのうち81法人は所轄庁によって認証を取り消されている。
全国のNPO法人が3万を超えたことを受け、市民活動を支える制度をつくる会「シーズ」の松原明事務局長は、「NPO法人の数が3万を超えたことは、NPO法が多くの市民の社会貢献活動を行いたい、参加したいというニーズの大きさを示しているものだと思う。NPO法が、そのような市民の大きなニーズに応えられていることを、法律制定を推進してきた者としては素直に喜びたい」と語っている。