4月11日の「第48回首都圏イースターのつどい」(同実行委員会主催)開催まであと3日と迫った8日、会場となる東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で、大会のための決起祈祷会が開かれた。大会実行委員長の中島秀一氏(日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会牧師)は、「十字架の言葉そのものの中に、神様の力がある」と述べ、すべての人を救うことのできる福音の力強さを証しした。
大会は、イースター(復活祭)を機会に、一人でも多くの人にイエス・キリストの福音を知ってもらおうと、都内近県の諸教会が協力して毎年開いている。日本プロテスタント宣教150周年記念の関連イベントとして開催された昨年の大会では、北米ホーリネス教団巡回伝道者でマウントオリーブミニストリーズ代表の中野雄一郎氏が講演し、来場者は800人を超えた。今年は、昨年延べ1万6千人が参加した日本プロテスタント宣教150周年記念大会で実行委員長を務めた山北宣久氏(日本基督教団聖ヶ丘教会主任牧師)を講師に迎え、昨年を超える来場者を目指している。
決起祈祷会で中島氏は、十字架の言葉が滅んでいく者には愚かだが、救われる者には神の力であることを約束したコリントの信徒への手紙一1章18節を本文に、十字架に秘められた神の力と知恵、そして栄光を説いた。中島氏は、「十字架がなければ復活はない」と強調し、大会を準備するお互いが主のみ姿に似てさらに謙遜に仕え合うときに、神が栄光をおとりくださるのではないか、と述べた。
集まった参加者は、大会で多くの人々が救われるように、また、講師の山北氏と参加するすべての人と教会の祝福、大会の経済的必要のため、大会当日があらゆる事故や災いから守られ、天候が祝福されるようにと祈りをささげた。
大会は11日午後3時半から同5時まで。入場無料。車椅子の介助、要約筆記、手話通訳も用意されている。問い合わせは、首都圏イースターのつどい事務局(03・3291・5035)。