首都圏の教会が協力する4月11日の「第48回首都圏イースターのつどい」(同実行委員会主催)の決起祈祷会が24日、東京都杉並区の日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会で開かれた。大会副実行委員長の日下部繁氏(日本ナザレン教団三軒茶屋教会牧師)は、教会の一致が主の御心であるとしたうえで「東京が変わらなければ」と述べ、東京をはじめとする首都圏の教会が、大会を通して一致することを求めた。
大会は、イースター(復活祭)を機会に、一人でも多くの人にイエス・キリストの福音を知ってもらおうと、都内近県の諸教会が協力して毎年開いている。日本プロテスタント宣教150周年記念の関連イベントとして開催された昨年の大会では、北米ホーリネス教団巡回伝道者でマウントオリーブミニストリーズ代表の中野雄一郎氏が講演し、来場者は800人を超えた。今年は、昨年延べ1万6千人が参加した日本プロテスタント宣教150周年記念大会で実行委員長を務めた山北宣久氏(日本基督教団聖ヶ丘教会主任牧師)を講師に迎え、昨年を超える人数の来場者を目指す。
決起祈祷会で日下部氏は、大会の準備を通して「キリストにあって一つとなるという祈りが深い祈りとなっていった」と証しし、「(教会の一致によって)東京が変わり、日本全国が変わることを願っている」と述べた。また、大会が「(日本プロテスタント宣教151年目の)キックオフ、新しいスタートになる」と期待を述べた。
集まった参加者は、大会で多くの人々が救われるように、また、講師の山北氏と参加するすべての人と教会の祝福、大会の経済的必要のため、大会当日があらゆる事故や災いから守られ、天候が祝福されるようにと祈りをささげた。
決起祈祷会は4月8日にも、大会の会場となる東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会で開催され、大会実行委員長の中島秀一氏(日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会牧師)が講演する。
実行委員会では引き続き、首都圏の教会を中心に協力教会としての参加を呼び掛けるとともに、連合聖歌隊やカウンセラー、会場案内係、ハンディキャップ係の奉仕者を募集している。問い合わせは、首都圏イースターのつどい事務局(03・3291・5035)。