【CJC=東京】携帯電話機の大手ノキア社の本拠フィンランドで、礼拝に出席しなくても、携帯電話のメッセージで献金できるよう規制解除が検討されていることが明らかになった。ロイター通信が報じた。
同国中部オウルの福音ルーテル教会マッティ・ピッカライネン主任牧師は、来月開催される全国教会会議でこの問題を提議すると述べた。「教会内の指導的地位にある人とも法改正の可能性について話したが、問題は教会よりも議会にかかっている。教会は近代化に対応可能と思う」と言う。
同牧師は、礼拝の終わりに他の信者の邪魔をしないように献金できるとして「ラジオやテレビ、インターネットで礼拝を聞いていれば、自宅から献金できる。このごろは人々はほとんど教会に来ない」と語った。
フィンランド国民の8割は福音ルーテル教会(国教会)に属している。