マーシャル諸島は、太平洋に浮かぶ諸島郡の島国で、人口6万人の小国だ。大半がプロテスタント信者で、約半数が福音主義となる。
植民地支配や戦争、核実験被害などのトラウマ的な歴史を持ち、全ての国民に壊滅的な影響を及ぼしている。社会の土台となる土地や家族、共同体など、伝統的な価値観は損なわれており、過剰な都市化、失業、薬物乱用、性的不道徳、高い出生率などが生活様式を脅かしている。
第五福竜丸事件で知られる米国の水爆実験の影響は、遺伝性疾患やがんなどの被害を及ぼしている。賢明で勇敢な政治指導者が現れ、経済的依存の解消と伝統文化の回復がなされる必要がある。
近年アッセンブリー教団が急成長している。これら福音的な団体が活躍し、信仰復興につながるように祈っていただきたい。
■ マーシャル諸島の宗教人口 ※重複有り
プロテスタント 91・5%
カトリック 6・9%
単立 3・9%