1960年にフランスから独立を果たしたアフリカ西岸に位置するモーリタニアは、経済的、社会的に克服しなければならない大きな課題がある。
3分の1の子どもたちが十分な食事を取ることができず、離婚がまん延し、多くの社会問題を引き起こしている。耕作可能な土地は1パーセント程度で、それも農地が砂漠化するにつれて減少している。
油田の発見は富をもたらすが、汚職や贈収賄を誘引し、貧富の差をさらに広げている。奴隷制度は違法だが、今でも何千もの人が奴隷生活を強いられている疑いがある。モーリタニアの社会正義と人々の自由のために祈ろう。
また同国は、強固なスンニ派イスラム教徒の国で、人々の多くは表面的にはイスラム教徒だが、呪術的な土着の混淆(こんこう)宗教に関わっている。これらの背後には悪霊がいるのだ(1コリント10:20)。
課題の多いモーリタニアだが、人々が主イエスの福音によって救われるように祈っていただきたい。
■ モーリタニアの宗教人口
イスラム 99・7%
カトリック 0・14%
プロテスタント 0・08%
英国教会 0・03%