【CJC=東京】この5月のカトリック教会第43回世界広報の日に先立ち、教皇ベネディクト十六世がメッセージを発表した。
カトリック教会の「世界広報の日」は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画などのメディアを通して行なわれる広報の重要性を認識し、これらの広報機関を用いて行う福音宣教について教会全体で考えることを目的としている。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇が今年の広報の日のために選んだテーマは、「新しい技術、新しい関係:尊重・対話・友情の文化の推進」。
新しいデジタル技術がコミュニケーションと人間関係のあり方を変えつつある現代、教皇は若者たちをはじめとする新通信時代の人々に、これらの技術を人類への贈り物として、世界の連帯と奉仕のために活用していくよう呼びかけている。
そして、これらの新しい技術を使用する人々が尊重と対話、友愛の文化を推進するよう努め、またその内容製作と普及に関わる人々が人間の尊厳と価値の尊重に配慮するように、との願いを表明している。