聖書が啓示し、私たちが信じる神は三位一体なるお方です。神が人を造られたときに、「神は仰せられた。『さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて』」(創世記1:26)と語られました。
3つの位格を持たれた神は唯一であり、愛によって完全に一致しておられます。愛とは、一人だけでは成り立ちません。愛を知りたかったら、父と子と聖霊なる神を見てください。完全な愛によって一つとなって存在しておられます。
イエス様を救い主と信じて、イエス様を通して神と和解したならば、神の完全な愛の交わりの中に迎え入れられたことになるのです。これ以上の幸せはありません。イエス様は、「わたしがあなた方を愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい」と命じられました。神の愛を体験した後には、その愛で互いを赦(ゆる)し受け入れ合い、一つになることを目指したいものです。
愛の反対は無関心であり、分裂です。それらは自己愛です。自己愛は自分にだけ関心があります。だから他者に対して無関心なのです。自己愛は自分の気持ちだけを大切にするので、気に入らない、好きでない相手と決別します。愛は、相手に対して関心を持ち、相手と一つになります。
その愛は、神との関係の中で培ってください。神はあなたに関心を持たれて、独り子イエス・キリストを与えられました。そして、あなたの罪の身代わりに十字架で処刑されました。その罪の贖(あがな)いの故に、罪のない神が、罪にまみれたあなたを赦し受け入れ、完全な愛で愛してくださっているのです。
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です」(1コリント13:13)
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