一般的にイスラム教徒が多い国で知られるバングラデシュだが、飛び地のように仏教徒らの多い地域がある。
彼ら仏教徒の中には度々過激化する者らがいる。そんな折、洗礼クラスに向かっていた元仏教徒のキリスト者8人が地元当局からひどい暴力を受け、4人が病院送りとなってしまった。この元仏教徒たちがイエス・キリストへの信仰を表明したとき、当地の部族社会の過激な人々は彼らの改宗に激怒したのだ。襲撃は、クリスマスに向けて洗礼準備をしていた昨年12月に発生した。
今、加害者らはチャーチプランターである宣教団体をも脅かしている。改宗者の家族や地域の人々は、彼らがイエスに従うことは民族や彼らの宗教アイデンティティーを裏切ることだと考えているのだ。
迫害を受けた8人はこれに負けず、洗礼準備を進めているという。キリストを信じることは民族を裏切ることでも、捨てることでもない。創り主に立ち返ることは、むしろ真の民族的アイデンティティーを確立する道なのだ。
これらの誤解が解かれ、この地の伝道と救霊が進むように祈っていただきたい。
■ バングラデシュの宗教人口
イスラム 89・0%
プロテスタント 0・5%
カトリック 0・2%
ヒンズー 9・1%
仏教 0・6%
土着の宗教 0・5%