キリスト教精神に基づき世界の子どもたちを支援する国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(WVJ)は28日、2PMやTWICEなどの人気アーティストが所属する韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメントの日本法人(JYPジャパン)との社会貢献活動における連携を発表した。バングラデシュ、モンゴル、ベトナム、フィリピンのアジア4カ国におけるワールド・ビジョンの活動地域で、特別な医療ケアを必要とする子どもたちに医療費などを支援する。
WVJが連携するのは、JYPが2019年から進めている社会貢献プログラム「エブリ・ドリーム・マターズ」(EDM)の一環として実施する医療費支援事業「EDMメディカル・トリートメント・プロジェクト」(以下、EDMプロジェクト)。すでにワールド・ビジョン韓国とJYPが連携して4月から開始しており、今回の連携によって規模を拡大。2022年3月までの初年度で、治療を必要とする子どもたち約250人に支援を届けることを目指す。JYPジャパンがEDMを実施するのは今回が初めてとなる。
WVJの木内真理子事務局長は、「ワールド・ビジョンは『すべての子どもの豊かないのち』を目指して活動しています。JYP総合プロデューサー J.Y. Park 氏の『すべての子どもに夢をかなえるチャンスを手にしてほしい』という思いからスタートしているEDMプロジェクトを、ご一緒に進められることを感謝しています」とコメント。JYPジャパンの宋知恩(ソン・ジウン)代表取締役は、「JYPはCSR活動を体系化し、ワールド・ビジョンおよび病院などと協約を締結し『EDM医療費支援事業』を展開しています。このたびJYPジャパンも初の支援事業としてWVJとEDMプロジェクトに参加し社会貢献活動をスタートすることとなり、大変うれしく思います」と述べた。
ワールド・ビジョン韓国の広報大使でJYPに所属する2PMのジュノも、「韓国に続き、日本からも救いの手が差し伸べられることを大変うれしく思います。困難な状況にある子どもたちが健康を取り戻し、夢見ることができるようになることを応援します」とコメントを寄せた。