Skip to main content
2026年6月25日17時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
世界はわが教区―ジョン・ウェスレーの生涯

世界はわが教区―ジョン・ウェスレーの生涯(8)インディアンに福音を

2021年1月13日16時58分 コラムニスト : 栗栖ひろみ
  • ツイート
印刷
関連タグ:ジョン・ウェスレー
世界はわが教区―ジョン・ウェスレーの生涯(1)猛火から救われて+
ジョン・ウェスレー(1703~91、画像:Frank O. Salisbury)

英国からはるか遠い米国のジョージア州。ここは未開発の地で、原住民の多くはインディアンによって占められていた。英国の植民地であるために、総督オグレソープ将軍と20人の評議員によって統治されていた。オグレソープ将軍は寛大な心を持ち、原住民を虐げることなく、また評議員相互の調和を図りながらこの地を治めていた。

しかしながら、彼はいつの頃からか、原住民に良い感化を与えるためには政治や法律では限界があることを感じ始めていた。インディアンたちは人なつこく、英国人が自分たちを虐げることがないと知ると心を開き、総督官邸にかぼちゃの種を持ってきてくれたりした。しかし、彼らは多くの奇妙な習慣を持ち、迷信や因習にとらわれて生活していた。さらに、性格的には激しやすく、何かあると集団になって暴行を働き、破壊行為に走るという特性を持っていた。

(彼らを目覚めさせ、その生活を向上させるには教育が必要だ。だが、いかなる立場で、いかなる教育をしたらいいだろう?)オグレソープ将軍は、ようやくそれがキリストの福音であることに気付いた。そうだ、この地に宣教師を送ってもらおう。彼はただちに評議員たちと相談をした。しかし、彼らは英国本土からこのようなへき地に来るような宣教師はいないと考え、この案には否定的であった。

オグレソープ将軍は、密かに神に祈った。(神様、どうかこの未開の地に、宣教師をお送りください。)彼がひざまずいて祈る姿は、黒いシルエットになって映し出された。

ところで、故郷エプオースからオックスフォードに戻ったウェスレー兄弟を待ち受けていたのは、以前にも増して激しい憎悪や嘲笑と「ホーリー・クラブ」解散という悲しい知らせだった。そしてある日。2人は大学に呼び出され、理事や役員、そして教授たちから退職処分にする旨を申し渡されたのである。神聖な学問の殿堂を狂信的な信仰で汚したというのがその理由だった。

「さあ、きみたちは解雇だ。この退職願いに署名をしてもらいたい」。2人はペンをとると、それぞれ署名をした。そして、大学を後にした。

「とうとうこの大学も追われたか」。「でも、きっと神様は助けてくださるよ」。彼らは取りあえずジョンの部屋に行き、一緒にひざまずいて、どうかこれからの道をお示しください――と祈った。その時、不思議なことであるが、ジョンの目の前に一人の人間が祈る姿がシルエットのように浮かび上がった。

「どこかで、誰かがわれわれを必要としているよ」。彼は思わず叫んだ。その時である。いきなりドアがコツコツと叩かれると、管理人が手紙を持ってきた。それは故郷エプオースから、母親のスザンナ・ウェスレーが書いてきたものであった。

愛するジョン。突然の話ですが、お父様が以前親しくしていたオグレソープ将軍が今はアメリカのジョージア州の総督になっておられ、現地で宣教師を切実に求めていることを手紙で知らせてきました。それでジョン、もしあなたが福音を地の果てまで伝えたいと願っているなら、どうかインディアンたちにイエス・キリストの愛を伝えてあげてください。――とはいえ、これはあくまであなた個人の意志ですから、よく考えて一番良いと思う道を進んでください。

あなたの母、スザンナ・ウェスレー

ウェスレーは、この手紙こそ、自分を新しい働きへと召される神の導きと確信した。チャールスも同行を希望したので、2人は大学のポーター監督から按手礼(伝道者を送り出すときに、頭に手を置いて聖別すること)を受け、オグレソープ将軍の秘書官という名目で現地に赴くことになった。「ホーリー・クラブ」の仲間であるベンジャミン・インガムとチャールス・デラモットの2人も現地へ同行してくれることになった。

こうして1735年10月14日。ウェスレーは弟チャールスと2人の友人らと共にジョージアに向かって出帆したが、ビスケー湾に船が差しかかったとき、突然嵐に見舞われた。この時、一緒に乗り合わせていたドイツモラヴィア派の信仰者たちが、胸まで水につかりながら賛美歌を歌う姿を見て、ウェスレーは感動し、彼らから信仰の在り方を学び取ったのだった。

*

<あとがき>

エプオースからオックスフォードに戻ったウェスレー兄弟を待ち受けていたのは、「ホーリー・クラブ」の解散という悲しい知らせでした。さらに2人は理事や教授たちに呼び出され、退職処分にされてしまったのです。しかしこの時、奇跡が起きました。彼らが祈っていると、突然目の前にシルエットのように祈る人の姿が浮かび上がってきたのです。ちょうどこの時、ドアがコツコツと叩かれ、管理人が手紙を持ってきました。故郷エプオースからで母のスザンナの手紙でした。

それには、亡き父サムエル・ウェスレーが以前親しくしていたオグレソープ将軍がジョージアの総督となったこと、そして現地のインディアンたちに福音を伝えるべき宣教師を送ってほしいと切望しているので、ぜひ現地に行ってほしい――という内容でした。それこそ神の導きであると確信した2人は、「ホーリー・クラブ」のメンバー2人と共に未開発の地、米国のジョージアへと旅立ったのでした。

<<前回へ     次回へ>>

◇

栗栖ひろみ(くりす・ひろみ)

1942年東京生まれ。早稲田大学夜間部卒業。80〜82年『少年少女信仰偉人伝・全8巻』(日本教会新報社)、82〜83年『信仰に生きた人たち・全8巻』(ニューライフ出版社)刊行。以後、伝記や評伝の執筆を続け、90年『医者ルカの物語』(ロバ通信社)、2003年『愛の看護人―聖カミロの生涯』(サンパウロ)など刊行。12年『猫おばさんのコーヒーショップ』で日本動物児童文学奨励賞を受賞。15年より、クリスチャントゥデイに中・高生向けの信仰偉人伝のWeb連載を始める。その他雑誌の連載もあり。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:ジョン・ウェスレー
  • ツイート

関連記事

  • 鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの生涯(1)故郷を離れて

  • 太平洋の橋―新渡戸稲造の生涯(1)稲穂のように

  • ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(1)プロローグ―漂流する聖書

  • 戦国に光を掲げて―フランシスコ・ザヴィエルの生涯(1)叫び求める声

  • 混血児の母となって―澤田美喜の生涯(1)男まさりの子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 韓国異端「新天地」の李萬熙総会長を逮捕、信者5万6千人を政党に強制入党させた疑い

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 「ヘブライズムが世界を救う」 ジーザス・ジューン・フェスティバル2026、東京・新宿で6月29日

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.