日本基督教団は、10月27〜29日に予定していた第42回教団総会を延期し、来年開催することを決めた。9日までに同教団の公式サイトで伝えた。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、どのような感染予防の手立てを講じたとしても、密閉・密集・密接の「3密」を避けるなどの対策を取ることは不可能で、感染リスクを無くすことはできないと判断した。
総会の延期は、6〜7日に開催された第41総会期第7回常議員会で決議された。総会の新たな開催日程や会場の選定、開催延期に伴う課題については、教団三役が検討し、10月26日開催予定の次回常議員会に提案する。総会延期に伴い、教団総会議長・副議長・書記、常議員、総幹事、会計監査委員、常設委員会・常設専門委員会委員、宣教研究所委員、宗教法人「日本基督教団」責任役員、出版局理事・監事、年金局理事・監事、部落解放センター運営委員の任期は1年延長する。
また、新型コロナウイルスの影響を受け、同教団が毎年発行してきた「日本基督教団年鑑」の2021年版を休刊することも発表した。教師の異動による最新の名簿については、できる限り情報を集約・集計し、年度内に同教団の公式サイトなど何らかの方法で公開するとした。