【CJC】国連教育科学文化機関(ユネスコ)は2日、イエス・キリスト生誕の地に建てられたとされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムの聖誕教会と巡礼ルートについて「危機遺産」指定を解除すると発表した。
アゼルバイジャンのバクーで開催中のユネスコの世界遺産委員会が「屋根やモザイク画などで、質の高い修復作業が行われた」と指摘、解除を決めた。聖誕教会は2012年にパレスチナの申請で世界文化遺産に登録された際、同時に危機遺産にも指定されていた。
聖誕教会は、キリスト処刑の地に建てられたとされるエルサレム旧市街の聖墳墓教会と並ぶキリスト教の聖地。