日本福音同盟(JEA)の品川謙一総主事の後任として、イムマヌエル綜合伝道団の岩上敬人(たかひと)氏が4月から新総主事に就任した。JEAが機関紙「JEAニュース」最新号などで明らかにした。
岩上氏は1968年和歌山県生まれ。イムマヌエル教会の牧師家庭に育ち、関西学院大学文学部英文科を卒業後、イムマヌエル聖宣神学院に進み、牧師となった。その後、米国のアズベリー神学大学院(神学修士)、英国のマンチェスター大学大学院(哲学博士)に留学し、新約聖書学(パウロ研究)を学んだ。
帰国後は地域教会を牧会し、神学校で教鞭を執るほか、ジャマイカに短期宣教師として派遣された経験もある。同機関紙によると、岩上氏は2011年の東日本大震災以降、援助協力委員としてJEAの働きに携わり、特に災害対応の分野で品川氏と共に奉仕した。
同機関紙の就任あいさつで岩上氏は、「総主事の働きがどれほど責任が大きく、品川先生が豊かな賜物を用いてご奉仕されている姿を目の当たりにしながら、自らの小ささに恐れを覚えますが、『主がお入り用なのです』(マタイ21:3)のみことばに励まされつつ、引継ぎをさせていただきます」と述べ、職務を果たすことができるよう祈りを求めた。