【CJC】世界教会協議会(WCC、本部・ジュネーブ)は10日、ドイツのカールスルーエで2021年に開催する第11回大会テーマを「キリストの愛が世界を和解と一致へ」(仮訳)と発表した。
テーマは、大会プログラムの検討など、さまざまな準備に当たって焦点を明らかにするためのもの。大会の中心的な構造を組み立てるため、このほどキプロスで開催した「計画委員会」で示された。
オラフ・フィクセ・トゥベイト総幹事は「テーマは、このエキュメニカル(教会一致)運動を、キリストに従う道を求め、キリストの愛を証しする愛の運動として焦点を定める助けとなるもので、正義と平和の探求とそれに基づく一致とで表される」と指摘。さらに「一つの家族は愛を必要とし、将来に向かうため愛することが必要だ」と述べた。
WCCの大会は加盟教会だけでなく、エキュメニカル(教会一致)運動全体の方向を固める「最高決議機関」とされ、8年に1回開催する。
大会の公式な目的は、プログラムを検討し、WCCの全体方策を決定し、議長選出、次期大会までの執行機関となる中央委員を任命することとされている。