【バンガロール(印)=ENI・CJC】インド南部ケララ州コラム地区サンカッサリの修道院で8月11日、アヌパ・メアリー修道女(23)が自室で首をつって自殺しているのを発見された。司教館で調理士として働いていた父のM・J・パッパチャン氏が性的虐待による自殺だと訴えた。
コラム教区の報道担当ジョージ・レベイロ新婦は「性的虐待との非難は根拠がない」とし、共産主義の州政府の教会に対する陰謀だ、と主張している。父親は警察の取り調べを受けた時には虐待について何も語っていない、と言う。
メアリー修道女が属していた修道会『マリアの純心のフランシスコ修道女会』の上長シスター・ボニファティウスは、「修道女の自殺に衝撃を受け、当惑している。しかし教会全体の評判を悪くする性的虐待の主張はもってのほかだ。父親の主張は、教会をおとしめようとする人の示唆によるものだ」と語った。