今日はまず、数字の勉強から始めたいと思います。日本の人口は、約1億2千万人といわれますよね。その1億2千万人の約3割が、東京圏に集中しています。要するに日本の総人口の約3割は東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)に一極集中しているということです。それから、大学生もそうです。私の従弟たちは関西なので別ですが、日本の大学生の3割が、東京の大学に通っています。そして、お墓の問題。皆さんには、将来入るお墓がありますか。現在、首都圏(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨)では、いろいろな理由からお墓がなくて、亡くなった家族の遺骨を自宅に安置したままにしている世帯が100万世帯もあるそうです。
ちなみに、炎リバイバル教会は、千葉県の自然豊かな山の中にお墓があります。緑豊かで美しい自然の中にあるお墓。教会の人は、地上での旅路を終えたら、骨はそのお墓に入れてもらえるのです(もちろん、骨が入るためには、生前にお金でその権利を買わないといけませんが)。だから、いつ死んでも大丈夫なわけです。クリスチャンは、今この瞬間死んでも天国に行けるし、骨もちゃんと、教会の美しいお墓に入れてもらえるからです。
ですが、実際問題としてお墓がなくて遺骨を自宅に置いたままにしている家庭が、首都圏では100万世帯もあるのです。いつか、皆さんも死にます。いつ死んでもいいように備えが必要ですね。クリスチャンになっておいて、天国行きも保証され、そして、骨はキレイなお墓に入れてもらえるようにしておければ最高ではないでしょうか。
どんどん行きます。人は死にますが、死因のナンバーワンはがん。病気の中で一番死亡率が高いのが、がんです。2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死ぬといわれます。ガーンッとなりますか?でも、大丈夫です!聖書の教えに従って生きるならば健康になりますし、長生きできますから。不安になってしまった方は、とりあえず不安を捨てて、聖書を手に取って読み始めましょう。
そして、これは、ある弁護士の方が作られた資料に書いてありましたが、約340万人の日本人が自殺願望を持っているそうです。皆さんはこの数に含まれていませんよね?もし含まれていても大丈夫です。最後まで今日の百人一読をお読みください。
この340万人という数字が事実であるならば、とんでもない数字です。韓国のプサン(釜山広域市)の人口が約340万人です。国でいえば、南米のウルグアイ(ウルグアイ東方共和国)の人口が約340万人です。
それから、自殺する人の8割は、男性らしいです。男性の皆さんは、やっぱりいろいろあるんでしょうね。「男は黙って・・・」といいます。男性は黙って耐えようとしてしまうのかもしれませんが、やっぱり女性のように苦しいときは、苦しみを吐き出すことが必要なのでしょう。女性は(女性の皆さんが、とは言いませんが)ぺちゃくちゃしゃべってストレスを発散できます(おそらく)。
でも、男性の方でも女性の方でも、話す相手や悩みを告白する相手がいなくても大丈夫。キリストの神様に聞いていただければいいのです。キリストの神様は、あなたの本音の叫びを聞かれます。キリストの神様にすがってみてください。
さて、今この瞬間、本当に自殺を考えている方もいるはずです。また、今はそんなつもりはない方もいるでしょうが、いつ自殺を考えるような事態や状況に陥ってしまうか分かりません。今日は、キリストの神様の聖書の教えと自殺について考えていきたいと思います。
キリストの神様は、結論から言いますと「生きよ!」と言われるお方です。そして、そう言われるだけでなくて、皆さんが生きられるように実際に助けてくださっていますし、生きられるように助けることもできるお方なのです。
自殺を考えている方に申し上げます。少し待ってください。解決方法があります。最後まで読んでください。自殺を考えていなくても、いつかは考えてしまうような日がやって来るはずですので、今は「自殺なんか~(笑)」と思っている方々も、最後まで読まれることをお勧めします。
皆さんは、今は生きています。生きていますよね?生きているから、百人一読を読めるわけです。でも「死ぬっ!」という体験が、今までに何度かあったはずです。もしかしたら、これからもそんなことが多々あるかもしれません。
私の祖父は死を味わい、死に直面してきた人物です。ある時は、高速道路の非常口に閉じ込められました。かなり前のこと。ある日、祖父はお世話になっている方々を招いた食事の場に急いでいました。祖父が乗ったタクシーは高速を走っていましたが、渋滞に引っかかってしまい、どうしようもなくなります。
大切なお客さんたちを待たせるわけにはいかないということで、支払いを済ませ、高速上でタクシーから降りて、非常口から一般道に出て目的地へ向かおうとしました。ある非常口を開けて中に入ったら、一般道へ通じる扉がどうしても開かない。なので、高速道路に戻ろうとしたのですが、なんと、入る際には開いたその扉も中からは開かない。いろいろやっていたら扉の一部を壊してしまって、完全に閉じ込められてしまったのです。携帯電話で助けを呼ぼうと思っても、電波が通じない。大声で叫んでも、頑丈な扉です。答えがあるはずがない。
万事休す。祖父は、死を覚悟したそうです。家族のことや会社のことなど、いろいろ思い浮かぶ。次の瞬間、祖父はハッと気付きます。祈っていなかったことを。
そして祖父は、キリストの神様に祈ったのです。祈り終えた後、さっきまではびくともしなかった扉にヒョイと手をかけると、なんと開かないはずの扉がフッと開いてしまったんですね。皆さん。これは偶然ではなく、人の祈りに応えたもう、キリストの神様のなせることです。
また祖父の話ですが、ある日、都内の某病院(港区にある日本を代表する病院)で検査を受けることになりました。簡単な検査でした。ですが、急に病院から家に電話がかかってきたのです。なんと、医療ミスが発生してしまった!
医師が検査中に誤って大動脈をぶっさしてしまったわけです。血がみるみるあふれ出てくるので、コード・ブルーがアナウンスされ、ありとあらゆる医師たちが祖父のもとに駆け付けました。最高の医療チームが手を尽くしましたが、どうしようもなく、血圧が上は30、下は0に。そんな中で、義理の息子である師や孫である私も必死に、キリストの神様に祈りました。
生きるか死ぬかですからね、それは必死に祈りました。皆さん、どうなったと思いますか。これで、祖父がそのまま死んでいたら、このコラムで紹介する話ではありません。すなわち、息を吹き返したわけですね。これは、キリストの神様の助けです。キリストの神様は、日本を代表する病院でコード・ブルーがかかり、優秀な医師たちが集結しても助け出せない人命をも助けることがおできになるわけです。そして、今も祖父は人の何倍も働いています。
私も「死ぬっ!」という体験があり、「ヤバい!」という瞬間もありました。小さい頃、千葉県の鴨川の海に行きました。どういう時間帯、天候、状況だったか詳しく覚えていないのですが、周りには誰もいなかったはずです。親や叔父は砂浜で休んでいました。
なぜだか覚えていないのですが、私と弟の2人だけで海に入っていったんですね。そうして、2人して溺れました。知らないうちに、沖に流されたのです。砂浜にいる親たちに叫んでも当然聞こえない。なんとか砂浜まで泳いで戻ろうにもどうしようもならない。もうジ・エンドの状況でした。2人して、溺死寸前です。
そのまま溺死していたら、このコラムも存在しませんから、結論からいえば助かったのです。なんと、どこからか、ある人たち(詳しく覚えていないのですが、サーファーさんたち?)が現れて、私たち2人を助けて、砂浜まで連れて行ってくれたんですね。今でも覚えています、あの素晴らしい人たちがボードか何かに私たちを乗せて、砂浜まで連れて行ってくれました。誰だったんでしょうか。天使たちだったかもしれません。
これも、偶然と考えるか、それともキリストの神様があの人たちをどこからか送ってくれたと考えるか。私は後者だと信じて、感謝します。
それから、もう1つ。これは、イスラエルの首都エルサレムでの出来事です。この時も、弟が一緒でした。イスラエルツアーに参加して何日目かに、首都エルサレムに泊まることになりました。
その日の夜のことです。今考えれば無茶苦茶なことですが、弟ともう1人のツアー参加者の男性と私の3人で、夜のエルサレムへと冒険に出掛けることにしたわけです。誤解されないように申しますが、別に変なことを企んでいたわけでもなく、女遊びをしに出掛けたわけでもありません。ただ単純に、エルサレムを巡ろうとしたわけです。
でもそれを夜に、しかもツアーからはずれて、ツアーの責任者の方にも何も言わずに。まずかったですね。今考えたら、本当に危険なことですね。守られてホテルまで帰ってきましたが、夜の外国、やっぱり本当にいろいろありました。
いろいろあった中で、一番の思い出が次のことです。イスラエルの首都エルサレムを冒険していた私たちは、自分たちがどこを歩いているか分からなくなってしまったのですね。で、ある瞬間、急に真上からサーチライトでパッと照らされたわけです。
何が起こったのか?実は、夜中に暗闇の中、3人は墓地を歩いてしまっていたのです。しかも、最高に重要でしっかりと閉ざされたままにされている、ある門の前に近づいていました。全然違うレベルですが、分かりやすく日本版でいうならば、真夜中、皇居のお濠のあたりを不審な外国人3人組が歩いていて、皇居のとある門に近づいているといったところでしょうか。気付いた見張りの方々もビックリされたでしょうね。
でも、私も次の瞬間、さすがにビックリしました。上からサーチライトで照らされて、何やら外国語(英語かヘブライ語)で叫ばれました。他の2人はともかく、私はパニックになりました。急にサーチライトで照らされて、何が起こっているのか分からない。しかも、英語も分からない私です。何やら激しい外国の言葉で叫ばれている。
パニックになって、逃げかけました。すると、弟ともう1人の彼が止めてくれたんですね(もちろん日本語で)。つまりは「動くな!撃つぞ!」と警告されていたわけです。今思えば、あのままパニック状態で逃げたら撃たれていて、この百人一読も書けていなかったかもしれません。
そんなわけで命拾いした私ですが、すぐに銃を手にした兵士らしき(もしくは、警官?)数人が、確か犬を連れてやってきました。そして、尋問(外国語で)が始まるわけです。とにかくパスポートや泊まっているホテルの鍵やらを見せたりして無事解放されましたが、あれはすごい体験でした。
本当にヤバい瞬間でした。サーチライトで照らされ、銃を持った人間に囲まれて。一歩間違えば撃たれていたかもしれない中で、キリストの神様は、仲間によって私を助けてくれました。とにかく、九死に一生を得て助かったわけです。
以上、祖父や私の「死ぬっ!」という体験や「ヤバい!」という瞬間、そして、それらから守られ、助かった事実をご紹介しました。皆さんにもそんな「死ぬっ!」という体験があったはずです。そして、助かったということも。
韓国の第15代大統領・金大中(キム・デジュン、1925~2009)にもそのような瞬間があったようです。金大中は、死に瀕したことが何度もあり、逮捕されて牢獄で長く過ごし、亡命もしました。そのような数々の危機を乗り越えて韓国の大統領になった人物です。2000年には、ノーベル平和賞を受賞しました。その金大中が体験した「まさに、死ぬ(殺される)」という体験、そして「助かった」という瞬間のことです。ご存じの方もいらっしゃるはずですが「金大中事件」です。
1973(昭和48)年8月8日のことです。日本にいた金大中は、東京都千代田区のホテルグランドパレスで拉致されます。そして、神戸の港から出た工作船の中で縛られ、体に重りをつけられて、まさに海に投げ込まれようとしていました。
ですが、事件を察知した日本の海保のヘリが工作船を追跡し、威嚇するなどしたため、拉致犯たちは金大中の殺害を断念し、韓国まで連れて行き、韓国国内で解放したといわれています。
さてその際、実際には何が起こっていたのか。それを、金大中が語っています。金大中は、工作船の中で絶体絶命、まさに殺されようとしていたときに、イエス・キリスト様と出会ったというのです。死を前に震えていた金大中は、必死にキリスト様に願ったそうです。「お助けください。私にはまだ、やることが残っています。・・・お救いください」と。
するとその瞬間、目に赤い光がピカッとよぎって、突然、船は狂ったように揺れながら海を走り出したというのです(『100人の聖書』138~139ページ参照)。おそらく、イエス・キリスト様に願って、その次の瞬間、日本の海保のヘリが工作船の真上に現れたのではないでしょうか。
そして、金大中は殺されずに済みます。韓国で解放された彼は、家族に言いました。「神が生きておられるのを体験した」と。まさに金大中は、キリストの神様によって助けられ、命を救われました。そうです、キリストの神様は、人を、あなたを助けてくださる存在なのです。
そこらへんにいる、木や石やらで作られた、話すこともできない、聞くこともできない、何もできない偽物の神々とは違います。キリストの神様は生きていて、篠原元のことも金大中のことも皆さんのことも助けることができるお方なのです。
今まで、皆さんも多くの死の危険を体験してきたはずです。でも、今生きています。死んでしまいたいと思うような体験をされた方もいるでしょう。でも、今生きています。それは、やっぱりキリストの神様の憐れみや助けや守りがあったからではないでしょうか。
また、キリストの神様は、そんなあなたのことを愛してくださって、死なないようにしてくださっているのではないでしょうか。キリストの神様は、今までも皆さんを愛してくださっていますし、生かしてくださっていますし、良くしてくださっています。
さあ、キリストの神様にすがりませんか。キリストの神様に助けを求めませんか。これからも、あなたに良くしてくださいますし、あなたを助けてくださるでしょう。まして、助けを求める人には、助けの御手を差し伸べてくださらないわけがありません。皆さんを助けてくださる、皆さんのことを今も愛してくれているキリストの神様がおられることをぜひ知ってください。
皆さんに、聖書の言葉をお贈りします。「生きよ」です。これは、聖書の言葉です。キリストの神様の言葉です。
苦しくて死にたい方に申します。キリストの神様は「生きよ」と語っておられます。諦めないでください。死を選ばないでください。死ぬのは待ってください。その前に、助けてくださるキリストの神様にすがってみてください。
汚されてしまって、生きる意味もないと思われる方に申します。「こんなに汚されてしまった、自分は死んだも同然だ。生きる意味がない」と思われる方にも。自暴自棄にならないでください。自分の体で男性に復讐するような道を選ばないでください。
キリストの神様は「生きよ」と語っておられますし、今この瞬間もあなたを助けることができます。どんなに汚れてしまっていても、キリストの神様は、あなたを愛しています。あなたの身も魂もきよめることがおできになります。何か、あなたに残されている良いことが絶対にあります。それから、キリストの神様は悪を必ず罰し、あなたの代わりに復讐をしてくださるお方なのです。安心して、キリストの神様の御腕に抱きついてください。
血にそまっている方に申します。一線を越えてしまった方に申します。すでに過ちを犯してしまった方に申します。キリストの神様は「生きよ」と語っておられます。死なないでください。これ以上は進まないでください。キリストの神様に立ち返って、正しい生き方をし直してください。今からでも遅くありません。キリストの神様は、助けを求めるなら、あなたをも助けてくださいます。
死のうとされている方、死しかないと思われている方、また問題を抱えて生きるすべての方に申します。キリストの神様は、この瞬間、あなたを愛して、助けを求めるなら助けてくださるお方です。「生きよ。生きなさい。生きていなさい。生きていていいんだよ」。まだ、チャンスがあるのです。まだ、試していないことがあるはずです。
キリストの神様に「神様!助けてください。イエス様のお名前で祈ります。アーメン」と祈って、キリストの神様にすがって、もう一歩を歩みだしませんか。そして、聖書を手に取りに行きましょう。キリスト教会へ行ってみましょう。何かが変わります。
次回の百人一読は、2人の米国大統領の下で国務長官を務め、偉大な功績を残したウィリアム・スワード。誰にも分かってもらえない、誰からも評価されない、頑張っているのに認められない、自分だけ取り残されていると感じている、そんな皆さんに贈ります。必ず、最高の情報を提供します。もう1週間待ってください。諦めずに・・・。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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