長崎県は、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産への正式登録を環境美化で後押ししようと、長崎のシンボルであり、また長崎の教会群の構成遺産である大浦天主堂一帯で、歩きタバコやごみの投げ捨てを禁止することを決めた。10月から指定される地区で順次実施し、罰則(2万円以下の過料)の適用は来年4月からとなる。長崎新聞が伝えた。
長崎県は今年3月に、「県未来につながる環境を守り育てる条例」(未来環境条例)を公布。同条例にある「ごみの投げ捨て禁止重点地区」「喫煙禁止地区」として、教会群の構成遺産がある地域を指定する。
同紙によれば、長崎市も来年4月の制定を目指して独自の条例を検討しているという。地元からは、罰則の適用なども含めて「実効性のある条例にしてほしい」という声が多いようだ。