【CJC】エルサレム旧市街にあるキリスト教の聖地、聖墳墓教会を共同管理するキリスト教各派は2月28日、イスラエルの課税計画に抗議するため25日から閉鎖していた同教会を開放した。閉鎖の間、観光客やキリスト教徒の巡礼者が教会内に入れないなどの混乱が続いていた。
共同通信などが伝えたところによると、イスラエル首相府が27日、課税をめぐる問題を解決するため「専門チーム」を設置すると表明。これを受け、キリスト教各派が翌28日から同教会を開放すると声明で発表した。
キリスト教各派は、エルサレム市当局が各派の所有財産に課税する計画を進めていることに反発。「エルサレムにおけるキリスト教徒の立場を弱めようとする試みだ」と主張し、異例の教会閉鎖に踏み切っていた。