英国としては約40年ぶりの「聖人」に選ばれることが期待されている故ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿(1801〜90)の遺骨が、地方の墓地からバーミンガム礼拝堂に安置しなおすため、移動されることになった。英国日系情報誌「ジャーニー」(電子版)が11日伝えた。
同誌によれば、ローマ教皇庁はこれまでも、ニューマン枢機卿の遺骨をその功績に見合った場所に移したいと希望していたが、墓地から教会の霊廟に遺骨を移動することを禁止する19世紀の法律に阻まれていた。しかし、ニューマン枢機卿の死後ちょうど118年目となる今月11日に、英国司法省から遺骨移動の許可が下りた。
ニューマン枢機卿は今年12月には、聖人の前段階である「福者」に上げられる予定で、遺骨の移動は列福の前に行われる予定。