イギリス南東部のカンタベリーで16日、10年に1度世界各国の聖公会(アングリカン・コミュニオン)の主教が集まり礼拝や神学などについて議論するランベス会議が開幕した。AFP通信が伝えた。
現在、聖公会は女性主教や同性愛聖職者の問題で分裂の危機を迎えており、今回の会議でも激しい議論が交わされることが予想される。
各国聖公会の母体となっている英国国教会は今月7日に開かれた総会において、女性主教を容認する決定を下しており、これを受けてケニヤ、ナイジェリア、ルワンダ及びウガンダの主教を中心として、全聖公会の約4分の1の主教が今回の会議を欠席している。