世の中には、無意識に相手を不愉快な気分にさせてしまう人がいます。悪気がなければ、こちらの受け止め方次第で何とかなりますが、わざと相手を不愉快な気持ちにさせようとする人がいます。
こういう人はいてほしくはありませんが、残念ながらどこにでもいるものです。
攻撃しやすい人を見つけると、けなして「気分を悪くさせてやろう!」と考える不幸な習性を持っています。相手をだしにして優越感を感じることで、自分の自尊心の不足を補おうとしています。
いちいち腹を立てたり、気分を害したりしていると、相手の思うツボです。余裕を持って受け止めることができるまでは、このような人は避ける方が身のためです。
「うまく言い返してやろう」と考えて、やり返しても逆効果です。何も言わずにほほ笑んだり、適当なあいづちで受け流したりして、肯定的な気持ちを失わないことが大切です。
バイブルには、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことに感謝をしなさい」とあります。私たちは、相手の自尊心を高めるために、自分の自尊心を犠牲にする理由はありません。
あなたは、どんな状況の中にあっても幸せでいいし、「こういう人がいなければ幸せなのになあ」と考えなくていいのです。
イエス・キリストは、「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」と語りました。
人があなたに何を言っても、神はあなたを愛しています。その愛に目を向けて、嫌なことを言う人のために祈れたら最高の対応策です。
あなたはその人を乗り越えたのであり、あなたの幸福は失われませんし、やがてその人をも引き上げてしまうのではないかと思います。
◇