7月から東京の国立新美術館で開催されていた、日本とイタリアの国交樹立150周年を記念した特別展「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」が、22日から大阪の国立国際美術館で始まった。2017年1月15日(日)まで。(関連記事:巨匠ティツィアーノの「受胎告知」も来日!「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」開催中)
1817年に開館したアカデミア美術館(イタリア)は、14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2千点のコレクションを有する。今回はそのうち、15世紀から17世紀にかけての57点の名画が展示される。ジョヴァンニ・ベッリーニ、クリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなど、名だたる巨匠の傑作が一挙に公開される。
中でも最大の見どころが、ヴェネツィア盛期ルネサンスの最大の巨匠、ティツィアーノの「受胎告知」(サン・サルヴァドール聖堂所蔵)だ。
開催期間中の11月19日(土)には、越川倫明(みちあき)・東京芸術大学教授の「ティッツィアーノ 晩年様式の驚異」、12月3日(土)には、宮下規久郎・神戸大学大学院人文学研究科教授の「ヴェネツィア美術の一千年」と題した特別講演会が行われる。いずれも無料(要観覧券・半券可)、先着130人。詳細は同館ホームページで。
主催:国立国際美術館、TBS、朝日新聞社、MBS
後援:外務省、イタリア大使館
開館時間:午前10時~午後5時(金曜日は午後7時まで)
観覧料:一般1500円、大学生1200円、高校生600円