千葉県柏市十余二(とよふた)にある「丸昭建材」の木材チップ工場で2日早朝、火事が発生した。チップ工場の中には、木くずや廃材など50〜60トンがあり、鎮火までには約1週間かかる見通しだという。
朝日新聞によると、2日午前4時40分ごろ、近隣に住む男性から通報があり、消防車10台が出動して消火活動に当たった。チップ工場は鉄筋コンクリートの平屋建て約690平方メートルの建物。毎日新聞によると、工場は全焼、現在も火がくすぶり続けており、鎮火までには約1週間かかる見通しだという。
出火当時、チップ工場は無人でけが人はなく、近隣住民にも煙の被害などはないという。テレビ朝日によると、出火当時、火の気はなかったとみられ、警察と消防が出火原因を調べている。
現場は、JR柏駅から北西に約5キロの工場などが立ち並ぶ場所で、約1キロ北には東京大学柏キャンパスがある。つくばエクスプレスの路線が近くにあるが、テレビ朝日によると、これまでのところつくばエクスプレスの運行に影響はないという。
丸昭建材は、生コンクリートの製造や、がれき・コンクリートくず・廃木材のリサイクル、木材チップの製造などを行っている。チップ工場は柏市十余二にあるが、本社、がれき類工場は柏市高田にある。