名古屋ウィメンズマラソンが13日、リオデジャネイロ五輪の女子マラソン代表の最終選考会を兼ねて、ナゴヤドーム発着で行われた。優勝はユニスジェプキルイ・キルワ(31=バーレーン)で、2時間22分40秒を記録し2連覇を果たした。日本人トップは、2位の田中智美(28=第一生命)で、2時間23分19秒だった。
3位は小原怜(25=天満屋)で、田中と1秒差の2時間23分20秒。ロンドン五輪代表の木崎良子(30=ダイハツ)は2時間28分49秒で10位、アテネ五輪金メダリストの野口みずき(37=シスメックス)は2時間33分54秒で23位だった。
リオデジャネイロ五輪の女子マラソン代表は既に、昨年8月に行われた世界陸上北京大会で7位入賞を果たした伊藤舞(31=大塚製薬)が内定している。また、NHKによると、日本陸上競技連盟の尾縣貢専務理事は名古屋ウィメンズマラソン後に開かれた記者会見で、大阪国際女子マラソンで日本陸連が設定した2時間22分30秒をただ1人切るタイムで優勝した福士加代子(33=ワコール)について「事実上の内定」と述べており、最大3枠のうち2人が決まった形となっている。
日本陸連は今月17日に理事会を開き、女子の代表残り1人と男子の代表を決める予定。