信州からこんにちは! 絵本屋Noelです。
立春過ぎて暦は春ですが、こちら信州では朝晩が氷点下になるほど寒い日々です。日中の暖かいときは雪融け水の音があちらこちらから聞こえ、清らかな水が千曲川に注がれます。そんな大地の恵みに感謝いたします。
さて今回は、待ち遠しい春の絵本を2冊ご紹介したいと思います。
『こだぬきさんちのはるむかえ』(クォン・ジョンセン作、ソン・ジンホン絵、なかむらおさむ訳、フォレストブック)
タヌキ家族の春待ち絵本。「さく:クォン・ジョンセン=キリスト教児童文学賞受賞の童話『こいぬのうんち』や『黄牛のおくりもの』など、小さくて傷つきやすい存在を温かく見つめる作品が多い」です。
『うさぎのホッパー はるをさがしに』(マーカス・フィスター作・絵、小沢正訳、フレーベル館)
こちらはうさぎさんの春探し絵本です。
最近眼科に行きました、そこで90歳近いおじいさんから戦争の話を聞きました。とても興味深くて、もっともっと聞きたかったのですが、そこは待合室。(おじいさんは耳が遠く大声で話さなければならないのです)。家が同じ方向だったのでお送りすることになり、家の前になると「お茶でも」と言われました。しかし、昔のように気楽に人様の家に上がって・・・とはなりませんでした。ブレーキがかかりました。
「猫にご飯をあげるから、また今度ですね」とは言ったけど。今は高齢者だけが住む家に、他人はそうそう入れないのではないでしょうか。どうでしょうか?
この絵本の中では、うさぎのホッパーは、春を探しながら、動物たちに気さくに声を掛け、親切なクマさんと仲良くなっていくのです。
知らない人とでもすっと話ができて、知り合いから友達になっていくって、人としても望ましい姿ですよね。そんなことを思いました。
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さて、うちのなつちゃんも、名前は夏だけど春が大好き! 「春はもうすぐ」と聞くと、わくわくしています! ほら、笑っているでしょう!?
♪緑の中を走り抜けてく真紅(まっか)なポルシェ~
ひとり旅なの 私気ままにハンドル切るの ♪ フンフン♪ byなつ・ももえ
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