札幌市内のスーパーに16日夜、強盗が入ったが、逃走中に身分証の住民基本台帳カード(住基カード)を落とし、自称無職の山本翔太容疑者(24)=札幌市東区=が強盗容疑で逮捕された。共同通信が伝えた。
同通信によると、山本容疑者はサンダルのようなものを履いて16日午後10時40分ごろ、札幌市東区のスーパーに包丁を持って押し入り、アルバイトの男性から現金1万円を奪って逃走した。しかし、アルバイトの男性に追い掛けられ、逃走中に転倒。住基カードを落とし、約3時間半後に逮捕された。
読売新聞によると、山本容疑者は雪道のため滑って転倒。奪った金も追い掛けてきたアルバイトの男性に取り返されてしまったという。
住基カードは写真付きのものは身分証としても使用可能だが、個人番号カード(マイナンバーカード)の交付開始に伴い、昨年末で発行が終了している。