オランダ最大の空港であるスキポール空港で、牧師に偽装した南ボリビア国籍の男が10万5000ユーロ(約1700万円)相当のコカイン3キロを所持していたとして、オランダ警察は12日、麻薬所持容疑で男を逮捕したことを発表した。男は40歳前後で、10日に南米ペルー・リマ発の便で到着、イタリア・ミラノ行きに乗り換えるところであった。米CNNが伝えた。
CNNによれば、空港で検査を求めた警官に対し、男は「聖職者には許されていない」と拒否。検査が一般的なものだと説明した上で、検査を再度要求し調べた結果、脚に「聖なる砂」と書かれた粉末入りの容器が発見された。
11日に麻薬密輸容疑で起訴され、男が南米ボリビアの首都ラパスで高位の聖職についていると主張しているため、警察では今後、裏付けの調査を行う予定。