ある家族は、毎週家族そろって教会に通っています。教会の帰りの車の中で、お父さんがこう言いました。「今日の牧師の説教はつまらなかったし、長かった。聖歌隊の賛美も全く感動しなかったし・・・」。
その話を聞いた息子がこう言いました。「お父さん、たった500円献金しただけで、期待が大き過ぎるよ」
クリスチャンが毎週教会に行く目的は、何かを得たり、娯楽を楽しんだりするためではありません。礼拝は勉強会ではないし、ショーではないからです。
人との出会いも目的ではありません。教会に行く目的は、神に感謝をささげ、賛美をささげ、礼拝するために行くのです。
教会でどんなことを感謝したらいいでしょうか?
- 神が私を創造してくださったことに感謝。
- 神が罪の中から私を救い出してくださったことに感謝。
- 神が私を守り、導いてくださることに感謝。
神は、求めるより先に祝福を与え、生きていくのに必要な全てを与えてくださる方です。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」(マタイ6:33)
「神は私たちの天のお父さんである」とイエス様は教えてくれました。父は、子どもが願う前から子どもが願うものを知っていて、それを用意し、必要な時に与えてくださいます。
子どもがお父さんの顔を見るなり、「お小遣いください」「~をしてください」「~を下さい」と言ったら、お父さんの心は寂しくなることでしょう。
お父さんはどうしたら喜ぶでしょう?
子どもがお父さんを信頼し、喜び、はしゃぎ、笑い、楽しんでいる姿を見るときにうれしくなるのではないでしょうか。
週に一度は教会に通い、神と出会い、神に感謝と賛美と礼拝をささげませんか。
神は私たちの天のお父さんであり、永遠の父です。その神との親子の関係が壊れていることを罪といいます。
その罪を赦(ゆる)し、解決するために、神の独り子イエス・キリストがこの地に生まれ、十字架にかかり、死んで葬られ、3日目によみがえってくださいました。イエス・キリストを通しての神との親子関係が修復され、神があなたの天のお父さんとなり、あなたは神の子となります。
人は、なぜ死を恐れるのでしょうか?
死を経験したことがないし、死後どうなるか分からないからです。死んだらどうなるのでしょう。無になってしまうのでしょうか?
天の父はあなたを、キリストが復活したように復活させ、永遠の命を与えて、天国に入れてくださいます。
神との親子関係をしっかり持っていたら、何も心配は要りません。神がいつもあなたと共におられ、死のトンネルを通過するときにも、一人ぼっちではありません。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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