中国で、教会指導者5人がカルトを指導していると告発され、勾留された。
5日間の聖書訓練プログラムのさなか、当局の職員が河南省洛陽市にある71番通り教会を襲撃した。キリスト教系人権団体「チャイナエイド」によると、教会の指導者70人以上が参加する中、5人が西工区警察に逮捕され、15日間勾留された。
5人は台湾籍のシェン・ジェングオ牧師とリー・ジアンホワ牧師、71番通り教会のリー・ジアエン牧師、山西省のリー・ジアンタオ牧師、河南省のリャン・ジン牧師と特定された。5人は「法の執行を妨げるためにカルト組織を利用した」として告発された。
処分の通知には、「あなたの法律違反、その性質、事情とそれらが社会を侵害した程度や他の関連した事実に照らし合わせ、あなたの違反の程度は甚だしいと判断した」とある。
教会はすべての活動をやめるよう命じられ、さらなる集会は禁止された。リー・ジアエン牧師はチャイナエイドに、教会は建物の家賃を払い続けなければならないが、使うことはできないと述べた。
「付近の店舗はみな公衆セキュリティーカードを持たされ、もし私たちが集まっているのを見かけたら当局に通報するよう命じられています」とリー牧師。
中国は、キリスト教の勢いが国内で増していることを受け、キリスト教を弾圧しているとみられている。河南省から東に2省離れた浙江省では、1700に上る教会が破壊されたり十字架を撤去されたりしている。活動家たちは、浙江省は政府による実験場として使われていると考えており、同様の反キリスト教的な評価が他の省でも間もなく導入される恐れがあるとしている。