日本基督教団東海教区の元会計担当であった70代男性信徒が、教団への献金約6900万円を着服していたことが8日までにわかった。同教区は昨年の総会で、男性が着服した金の返済を始めていることなどから、刑事告訴しないことを決めているという。読売新聞が同日伝えた。
同紙が関係者の話として伝えたところ、静岡、山梨、長野の3県を統括する同教区の会計を03年3月から06年1月にかけて担当していた男性は、信徒からの献金を預け入れていた複数の金融口座を自分名義などに置き換えるなどして、約6900万円を着服していた。また、着服した金を担保として銀行から融資を受け、昨年秋まで自身が経営していた輸入品販売会社の運営資金に充てていたという。