【CJC=東京】英語辞書として著名な『オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー(OED)』が、トランスジェンダーなどの敬称として性的に中立な「Mx.」を次の版から採用することを検討している。同辞書のジョナサン・デント副編集長は、新語について「人々の必要に英語が対応する一つの形なのだ」と語った。「Mx.」が最初に使われたのは1977年の雑誌に掲載された論文という。
これも著名な辞書『メリアム・ウェブスター』は、「Mx.」が英国では新聞雑誌や公式文書、大学、銀行などでも使用される例が増えているが、米国では良く用いられているわけではないので、当面採用は見合わせるとしている。