【CJC=東京】フィリピン・カトリック教会の司教3人が、一連の政権腐敗疑惑により国家の信用を傷つけたとして、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領の辞任を要請した。
大統領辞任を要請したのは、ノヴァリッチス教区のアントニオ・トビアス司教、カルーカン教区のデオグラシアス・イニゲス司教、インファンタ教区のフリオ・ラバイェン退任司教の3人で、19日に共同声明を発表。アロヨ大統領が、憲法を大きく侵害し、公共の信認を裏切ったとして、「大統領が裏切った、主権を有するフィリピン市民は声を一つにして、明確に退陣を要求する時だ」と主張している。