【CJC=東京】英デイリー・テレグラフ紙は17日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)がアフリカ北部地中海沿岸のリビアをイタリアなど南欧への出撃拠点と位置付け、戦闘員をアフリカ・中東の難民に紛れ込ませて送り出し、主要都市や船舶を攻撃する計画を立てている、と報じた。
イタリア南部のランペドゥーサ島などには昨年、難民・移民が17万人以上上陸しており、今年は20万人を超すとみられる。イタリア側はIS戦闘員が難民らに紛れて上陸する可能性も「排除できない」としている。教皇フランシスコもISの「標的」とされたといわれている。イタリア当局は17日、主要都市の警備や要人警護の強化を決めた。