【CJC=東京】クリスマスが近くなると、それを当てこんだ商品が発売されるのは、日本だけではない。本家はいわゆるキリスト教国だが、当然ながらその中身に聖書がらみ、キリスト教がらみのものが多い。
10月下旬から米国で発売されたDVD『ベツレヘムの星』は、誕生したイエスを拝みに3人の博士(今では研究の結果、占星術師とされているが)が導かれて来る『ベツレヘムの星』の正体を探るというもの。この星が実際に存在したのか、初代教会の創作なのか、歴史学者や科学者などの論議は今に始まったものではない。
今回のものは、米テキサス州在住の学者リック・ラーソン氏は、聖書の記述を歴史と天文現象と照らし合わせたと言う。
星はどのように見えたのか。どこから来たのか、博士たちをどのようにしてイエスの元に導いたのか、なぜへロデたちはそれを知らなかったのか、博士たちはなぜエルサレムに戻らなかったのか、などの疑問を解くカギとして、木星が顔を出したり、さらにはイエスが十字架上の死を遂げた日を紀元33年4月3日として、それとの関連を探るなどの工夫も盛り込まれている。ジーニアス・エンタテインメント製作、63分。