1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から17日で20年となる。被災した地域の教会やキリスト教主義の大学では、追悼礼拝やミサ、コンサートなどが行われ、メッセージや祈りで思いを表そうとしている。
カトリック神戸中央教会(神戸市中央区)では、午前5時40分頃から追悼の祈り、同6時45分から朝のミサ、同11時から前田万葉大司教の司式による大阪大司教区主催の阪神淡路大震災20年記念追悼ミサが行われ、午後3時からはテレマンアンサンブル・チャリティーコンサートが行われる。
夙川聖書教会リバーサイドチャペル(西宮市大井手町)では、午前5時15分から、「復興の十字架」をメッセージテーマに、阪神・淡路大震災20周年祈念早朝礼拝が行われる。同5時46分には黙祷をささげ、祈り、賛美、祈念演奏、説教などが行われる。同教会では「キリスト信仰の有無にかかわらず、20年目のあの時を深い思いを持って迎えるすべての方に開かれています。『あの時』を教会で祈りの内に過ごしましょう」としている。
日本キリスト改革派板宿教会(神戸市須磨区)では、午前10時から「再会・再生・再出発」と題して阪神・淡路大震災20周年記念会を開く。また、神戸聖ヨハネ教会(同)では、午前10時半から日本聖公会神戸教区による阪神・淡路大震災20周年記念礼拝が行われる。
聖成基督教団イエス・キリスト聖成伝道教会(神戸市長田区)では、午後2時から阪神・淡路大震災20年追悼賛美コンサートを行い、御影神愛キリスト教会(同市東灘区)では、18日午前10時半から阪神・淡路大震災追悼記念礼拝を行う。
キリスト教主義の大学では、関西学院大学(西宮市上ケ原)が、17日午後0時半からランバス記念礼拝堂で記念礼拝、同1時15分から関西学院会館「光の間」でシンポジウムを開催する。また、同会館レセプションホールでは、18日午後2時〜4時半に、阪神大震災と東日本大震災を覚えてのチャリティーイベント「K.G. OB&OG JAZZ ALL DAY LONG」を開催する。
神戸女学院大学(同市岡田山)も、阪神・淡路大震災20年を覚えて、19日午前10時35分からのチャペルアワーで記念礼拝を行うほか、23日まで講堂横廊下でのパネル展示を開催中だ。