一般的に、「天才は都会から生まれない」といわれます。確かにそういう部分もあるかもしれません。自然に囲まれていないので心がすさみやすく、人が多いので、ストレスが溜まって、自由で独創的な発想を持ちにくいかもしれません。しかし、肉眼で見るものが全てではありません。目を閉じて祈り、心の目で素晴らしいものを見て、心豊かに、自由で独創的な発想を持つことは可能です。
私は、自分のリズム、自分のペースを大切にしたいと思っています。私は、いろいろなボランティア活動をしています。不思議なことですが、一つに関わると、次から次に声がかかるようになります。一昔前は、頼まれたことは断ることをしませんでしたが、ある時から、そんなことをしていたら、自分の時間の全てがなくなってしまうと感じました。それで、祈りながら優先順位を決めて、優先順位の高いものは続け、低いものは順次断ることにしました。東京には人がたくさんいますし、やることがたくさんあります。先日お話した掃除と同じで、心を鬼にして、切り捨てていくことの大切さに目覚めました。
環境は人に影響を与えることはあっても、人を支配し、コントロールはできないと思います。環境に支配されないために、朝の祈りが不可欠です。祈るときに目をつぶるのは、目を開けていると現実が見え、現実の影響を受けるけど、目をつぶると、目に見えない神と永遠が見えるようになり、「何が大切なのか?」と「物事の本質」が見えるようになり、一番いい判断と決断ができるようになります。
私は、都会からもいくらでも天才は出てくると思います。そして、私もあなたも天才です。その意味は、神様に造られ、神様からのさまざまな才能を賜物として頂いているので、天の才能を持っているからです。天の才能を目覚めさせ、最大限に花を咲かせる秘訣は祈りです。今朝も祈りを持って一日をスタートしましょう。
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(ピリピ4:6、7)
素晴らしい一日でありますように。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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