私は、1971年7月6日に東京都品川区で生まれました。それから、留学や仕事などで、東京を離れたり、外国に一時移住したことがありますが、ほぼ東京に住み続けています。
東京に生まれ育って良かったことは、家が広くないので、必然的に掃除がうまくならざるを得ないことです。とはいっても、18歳くらいまでは広い家に住んでいて、部屋掃除が苦手でした。遊びに来た友だちから「樹海」と呼ばれたこともありました。それくらい部屋が汚れていることもありました。しかし、父が詐欺にだまされて、家を売らなければいけなくなり、それ以来、賃貸の狭い家に住むようになり、おかげで掃除がうまくなりました。
私が田舎の広大な土地に、広大な家を持っていたら、ゴミ屋敷になったかもしれません。モノを捨てるのが苦手だからです。しかし、狭い家ではそうはいきません。狭い住居に住む私には、モノがたくさんあることよりも、最低限のものさえあれば、あとは、より多くの空間を持つことの方が贅沢です。
不要なモノであっても、モノを捨てるのはとても大変です、愛着があるからです。しかし、空間確保のために、モノを思いきり捨てると爽快な気持ちになれます。リサイクルショップに行ったり、バーゲンセールをやっているお店に行っても、すぐにモノを買わなくなりました。本当に使うかどうかを吟味しているうちに、おそらく、使わないで捨てることになるだろうなーと感じるからです。
モノを減らしたとしても何も困らないし、シンプルな生活は悪くありません。私はいつも、自分の環境に対して、悪いことや問題点を考えるより、良い点や感謝できる点を探します。そうすると、心の部屋もきれいに掃除がされて、シンプルになり、ゆとりが生まれてきます。みなさんも、今置かれている環境の良い点、感謝できる点を探してみませんか?そして、良かったら教えてください。
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:16~18)
素晴らしい一日でありますように。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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