ヤフー・ジャパンは20日、同社が提供するインターネット・ショッピングモール「Yahoo!ショッピング」を利用した、対象の家庭の子どもに、サンタクロースを派遣してプレゼントを届けるプロジェクトを発表した。
これは、「Yahoo!ショッピング」でクリスマス・プレゼントを購入した、同社の本社所在地である東京・六本木から公共交通機関を利用して1時間以内の場所に居住する子どものいる家庭を対象に、サンタに扮した社員がプレゼントを届けるというもの。
サンタに扮する社員は100人。サンタクロースを通じて社会貢献活動を行っているNPO法人チャリティーサンタによる研修を受け、対象の150件の家庭を訪問するという。
各家庭と連携を図り、家に保管してあるクリスマス・プレゼントを子どもに気付かれないように玄関前などで受け取り、社員扮するサンタが玄関から正式に訪問。事前に家庭から聞いたエピソードを元に、サンタが直接語り掛けて子どもにプレゼントを手渡すという流れで行われる。
サンタが各家に訪問するのは、クリスマス・イブの12月24日(水)午後6時から同8時半ごろ。対象の家庭は抽選で選ばれる。申し込み締め切りは12月7日(日)で、当選者はその後、12月10日(水)〜14日(日)の間に正式な申し込みをし、プレゼント購入をすることになる。応募は「Yahoo!ショッピング」内の特設ページで受け付けている。
サンタクロースの起源は、4世紀ころの東ローマ帝国・小アジアのミラで大主教を務めていた聖人ニコラオスに起源を持つといわれているが、プレゼントを贈るといった風習は欧州でも各国で大きく異なる。また、赤いコートを着て白ひげを蓄えている、現代の一般的なサンタクロースのイメージは、米飲料大手のコカ・コーラの宣伝により定着したといわれており、商業主義だとする声もある。
一方、クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日。日本でも全国各地の教会でクリスマス・イブの24日を中心に、クリスマス礼拝やクリスマス・コンサートが行われる。また、地域によっては地元の教会などが協力して、地域に開かれたクリスマス・イベントとして「市民クリスマス」を開催する。