祈ってきました。感謝です。クリスチャントゥデイに女性の記者が加わり、すでに取材を始め、記事も掲載されています。さらに今週からは、編集会議にも参加してくださっています。小学生のお子さんが夏休みに入り、制約がある中でも編集会議への出席が可能になったのです。
女性記者が加わるなど、当たり前のことだと言えば、その通りです。しかし改めて聖書を、例えばガラテヤの信徒への手紙3章28節をメガネにこの事実を見ると、やはり嬉しさが一段と増すのです。
いつでも、どこでも人間が生み出してしまう、差別の壁・隔ての壁を取り壊すキリストの御業により、本来の人間、人間らしい人間に回復した姿を描きます。
「そこではもはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです」(ガラテヤ3:28、新共同訳)
そうです。ユダヤ人とギリシヤ人の間を隔てている、人種、宗教、文化的差別の壁を乗り越えられるのです。奴隷と自由人の絶対的に見える経済的人間抑圧の壁を打ち砕かられるのです。そして男と女も。
「あなたがたは皆」の皆・すべては、数の話でない。隔ての壁を取り壊される、決定的な質の違いを指し示しています。多様性を十分に発揮しながら一致・統一が生き生きと保たれる交わりです。一致の名のもとに個性を押し潰す道からの解き放ちです。
いやいや、クリスチャントゥデイに女性の記者が加わった恵みは深い、感謝です。
(文・宮村武夫)