音楽プロデューサーでミュージシャンの佐久間正英(さくま・まさひで)氏(61)が16日午前2時27分、残胃がんのため死去した。昨年4月にスキルス胃ガンと診断され、闘病生活を送っていた。
四人囃子(ばやし)、プラスチックスなどのバンドで活躍し、ザ・ブルーハーツやBOOWY、GRAY、JUDY AND MARYなどの人気グループをプロデュースした。今年3月5日に2枚目のコンピレーションアルバム『SAKUMA DROPS』をリリースする予定であったが、同アルバムに収録される、息子の佐久間音哉氏や従兄弟の娘にあたる乃木坂46の生田絵梨花さんとレコーディグした新曲「Last Days」が遺作となった。
昨年7月には脳腫瘍が見つかり、さらに同8月には肝臓、脾(ひ)臓にガンが転移。治療を続けながら音楽活動も続けていたが、今月20日に音哉氏が佐久間氏のツイッターで「1月16日2時27分、佐久間正英は永眠しました」と亡くなったことを伝えた。報道によると、佐久間氏は自宅で家族に看取られながら息を引き取ったという。葬儀は、佐久間氏の意思により、20日に近親者のみで密葬で行われた。
音哉氏はツイッターで、「父の快復を祈り待ち続けてくださったファンの皆様、父と共に音楽を作ってくださったミュージシャン、スタッフの皆様、父のことを愛してくださった全ての皆様に、本人に代わり心より感謝いたします。ありがとうございました。とても強く、楽しく、かわいらしい父でした」とコメントを残している。