iPhoneのスクリーン用ガラスを提供しているアップルの主要サプライヤーである米コーニング社が3日、3Dガラスの量産技術を確立し、年内に出荷を予定していると発表した。アップルが今年発表すると予想れている次世代iPhoneのiPhone 6、またはiPhone Airのほか、iPhone、iPadなどに次ぐ次世代デバイスとして開発中と噂されている腕時計型デバイス「iWatch」などに採用されるのではないかと期待されている。
iPhoneの関連ニュースを発信している「iPhone Mania」は5日、コーニング社が3Dガラスの量産技術を確定させたと伝え、これから登場する新デバイスの「デザインを占う上で重要な情報といえます」と、今回の発表の位置づけを伝えている。
同サイトによると、コーニング社は初代iPhoneから強くて丈夫なガラス「ゴリラガラス」をアップルに提供しているサプライヤー。アップルだけではなく、世界中のスマートフォンメーカーと取引があり、「同社の製造技術が世界のスマートフォンのデザインを左右すると言っても過言ではない存在感を持ちます」(同サイト)としている。
iPhoneが曲面ディスプレイを採用した場合、現在までに予想されているデザインは主に2種類ある。1つは、スクリーンがなだらかな曲面になっているもので、もう1つは、音声ボリュームボタンやサイレントモードのスイッチなどがあるiPhoneの左右側面までがスクリーンになるという「ラップアラウンド」と呼ばれるものだ。
サムスンやLGなどの競合他社は、すでに曲面ディスプレイを搭載した新製品として、Galaxy RoundやG Flexといったスマートフォンを発売しており、今後アップルが曲面ディスプレイを採用した製品をどのような形で販売するのか注目が高まっている。