【CJC=東京】ロシア正教会の最高指導者キリル総主教は、教皇フランシスコが着座以来示した見解の多くに賛意を表した。
「わたしたちは、教皇フランシスコ選出に大きな期待を寄せている。それは、教会、世界、社会に対し教皇が今日明言し、示唆していることがわたしたちのビジョンと一致するからだ」とキリル総主教は、バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致推進評議会議長のクルト・コッホ枢機卿とモスクワで会談した際、語った。ロシアのインターファクス通信が報じた。
コッホ枢機卿は18日、アレクセイ・メシュコフ外務次官とも会談した。
11月には、文化評議会名誉議長のポール・プパール枢機卿、ミラノ大司教のアンジェロ・スコラ枢機卿、家庭評議会議長のビンチェンツォ・パリア大司教がモスクワを訪問しており、外交関係、両教会間の関係進展をうかがわせる。