東京・市ヶ谷で19日、東京福音センター(東京都中央区)の主催するクリスマスコンサートが開かれ、約100人が聴き入った。同センターの聖歌隊が「オー・ハッピーデイ」などを披露したほか、同センターの主任牧師でゴスペル歌手でもある万代栄嗣氏が、オリジナルのゴスペル曲を熱唱した。万代氏は、「イエス・キリストの誕生は単なる教祖の誕生ではない。聖霊によって神の命そのものが、この世に人として誕生した」と語り、「本当に愛するということは命まで与えることなんだよとおっしゃって、私たちに究極の模範を示してくださった」とイエス・キリストの十字架によって示された神の愛を説いた。
万代氏は、ヨハネの手紙第一4章9、10節を強調し、「私たちのぼろぼろで疲れた命を、『私にまかせなさい』と引き取ってくださり、代わりにご自身の神としての命を、私たちに委ねてくださった。呪われた者として、私たちの身代わりに十字架の上で死に、私たちにご自身のよみがえりの命を与えてくださった」と説いた。
また、「少しでもつまずいてひねくれたら、すぐに生きるのがいやになって心の時計の針が止まってしまう。(日本人は)世界で一番長く生きられるのに、満足している人が本当に少ない」と語り、「イエス・キリストは、私たちに命を与えてくださり、『やり直してごらん』『これからは、神の愛を基準として行動してごらん』と言ってくださる」と強調した。
最後に万代氏は、「2千年間もクリスマスが祝われ続けているのは、このキリストによって人生をやり直す命を本当にいただくことのできた人たちが、喜びをもって感動しているから」と語り、「表面的な楽しいクリスマスで終わらずに、あなたの人生をやり直させてくれる、キリストの命と愛が与えられますように。キリストのおられるクリスマスがあなたに実現しますように」と話した。