日本ナザレン教団国際援助委員会(JNCM)は、台風30号により被災したフィリピンの子どもたちに贈るギフトの募集を所属教会に呼びかけている。これから各教会が行うクリスマス祝会などで案内し、来年1月20日までに集めたものを、1月中にまとめて現地に発送する予定だ。
献金以外での支援のあり方を検討する中で、被災して全てを失った子どもたちに少しでも笑顔を取り戻してほしいと、今回の募集に至った。被災した子どもたち宛ての絵手紙の作成を提案しているほか、子ども向けのノートやペンなどの文房具、食器類などを集めている。
今回の募集にあたり、JNCMは、「私たちの内に生きておられるイエス・キリストが見ておられるものを私たちの目が見、イエス・キリストの手が伸ばされている所に私たちの手が伸び、イエス・キリストが歩んでおられる所に私たちの足が向くように祈りましょう」と、貧しく弱い立場の者に目を向けるよう呼びかけている。
ナザレン教会では、今回の台風により現地にある13の教会が全壊、約4200人の信徒に被害が及んだ。一方で世界各国から400を超えるナザレン教会が被災地でのボランティア支援を行っている。